糖尿病になる人のほとんどは、今まで運動をしてこなかったケースが多く、そのため、いきなり運動をしろとお医者さんに言われたとしても、何をしたらよいのか困惑することが予想がつきます。

そのような場合、運動を始めたとしてもほとんど長く続くことはなく、途中で挫折することになる可能性が大きいです。

そうならないためには、どのようなことを心がけていったらよいのでしょう。

3.23-1

飽きっぽい性格の人が運動を続けるには

日本人の半分以上は飽きっぽい人が多いようです。

同じことを続けることが嫌で飽きる人の場合には、日によって違うことを取りいれてみてはどうでしょう。

たとえば、1日20分間の運動を週に4回程度行うようにお医者さんから指示された場合、その20分間で体操をしても、散歩をしてもよいのです。

いつも同じことをやるのは飽きる要因で、ストレスがたまる大きな原因でもあります。

その日の気分で、今日は何をするのか考えたり、楽しく前向きになるようであれば続く可能性はあります。

ひとりでやることで続かないと感じるようであれば、もしも仲間を作れる環境にあればそのようにした方がよいです。

体を動かすことが元々好きではない場合は

家にいる時は常にゴロゴロしている、という人は意外と多いようです。

それも糖尿病の要因になっている可能性もあるわけで、ごろ寝が悪いというわけではないですが、やはり1日中のごろ寝は体に良くないようです。

運動が好きではない人にとって運動療法はストレスが伴い負担に感じるかもしれませんが、今まで運動をしてこなかったことで糖尿病になったと考えるとどうしても行わないわけにはいかないようです。

まず、何かしらの運動を取りいれることが大切です。

それには、1日20分程度で良いので、この記事を読んだ後すぐに近所を散歩してみてください。

家で寝ているよりも何か新しい出会いや発見があるかもしれませんよ。

それでも気が進まなかったり、運動の時間をまとめて取ることができない場合は、日常生活の中で体を動かすようにしてみましょう。

たとえば、掃除をするだけでも軽い運動になりますので、少し動くことでも積み重ねることによって筋肉が発達したり、基礎代謝量が増えて痩せやすい体になっていきます。

目に見えて痩せることはなくても、痩せやすい体質に変えていくことは可能なので、とにかく休みなく続けることです。

仕事が忙しくて運動をすることができない場合

仕事が忙しくて運動をすることができないという人は多いようです。

特にまとまった時間を作ってその中で運動をする必要はなく、時間は細分化してもかまいません。

1日の中でどこかに隙間時間や体を動かせる時間などないか探してみて下さい。

特に運動にこだわる必要はなく、エレベーターやエスカレーターをやめて階段を使うこともひとつの手です。

車や電車を極力使わずに歩くこともひとつの手です。

人間の歩くスピードは1時間に4kmなので、1時間分の通勤距離を強制的に歩くことを取りいれることで、効果は確実に現れます。

とにかく楽をすることを考えないで、体を動かす工夫を意識することから始めると案外良い方向に向かう可能性が高いです。