糖尿病治療に睡眠薬!ガッテンまさかの誤解の真相とは?

「睡眠薬を糖尿病治療に使える!」などと、NHKの「ガッテン!」という生活情報番組で誤解を与えるような内容を公開してしまい、視聴者からは戸惑いの声や色々なご指摘を受けているようです。

このような誤解を与える表現について、NHKはガッテンの番組HPで謝罪されています。

睡眠薬で糖尿病の治療や予防ができる・・・とか

この放送を見られていた糖尿病患者や予備軍の方にとって「糖尿病の治療に睡眠薬が使えるなんて、新しい治療法か!」など少し期待が膨らんだ瞬間ではなかったのかと思います。

ところが、そうではないようで、

NHKは後日、2月22日に放送された、この「ガッテン!」内で「睡眠薬で糖尿病の治療や予防ができる」などの行き過ぎた表現で誤解を与えたなどと、26日夜、番組のホームページに「深くお詫び申し上げます」との謝罪記事を掲載しております。

謝罪文として次のようなことを申しております。

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番組内では、睡眠障害が改善したことで、17人中14人の血糖値が改善したというデータを得られたことで、打ち合わせ時点で食い違いがおこったのか、理解不足なのか、番組を面白くしようとしたのか、いずれそのような事態はおこったようです。

睡眠薬は、睡眠障害と診断された方に対して、お医者さんが睡眠薬の処方が必要であると判断した時にしか行えないのにもかかわらず、このデータが得られたことで、いつしか「睡眠薬で糖尿病の治療や予防ができる」や「睡眠薬を糖尿病の治療や予防に、直接使える」など、このような誤解を与える表現方法に変わっていったようです。

番組では「オレキシン受容体拮抗薬」という睡眠薬を中心に紹介されていました。

本来薬というものには、何かしらの副作用があります。

運動障害の副作用の報告が少ないという条件付きでこの薬が効果を発揮するという事を言いたかったようですが、運動障害の副作用は少ないとはいえ、悪夢や頭痛などの別の副作用は報告されていたようです。

ところが番組では「副作用の心配がなくなっている」などという誤解を与える表現があり視聴者は困惑してしまったようです。

結局は、残念ですが、新薬や新しい治療法ではなかったという事なので、糖尿病患者は今まで通りつらい食事制限や運動療法により、思いをしながら生活習慣を改善していかなくてはならないようです。